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出雲大社大阪分祀

出雲大社の特別拝観の話を聞いてからは行きたくて行きたくて仕方がないのです。
ところが、5月の特別拝観の4月26日(土)~5月6日(火)と5月13日(火)~5月18日(日)は、仕事のため行けないので残念です。
残るは8月 1日(金)~8月17日(日)だけです。
なんとか休みを取って行かなければ。

ということで、しばらく出雲大社はお預けです。
そこで、大阪にある出雲大社大阪分祀に行くことにしました。


鳥居

出雲の国は、神の国、神話の国として知られています。
その“出雲の国”には、今もなお古の神社がいたるところにあります。
そして、その中心が「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」をおまつりする出雲大社(いづもおおやしろ)です。

出雲大社

神話によると、オオクニヌシは古代出雲を手中におさめたあと、伯耆・因幡の二カ国(現在の島根県)を征服、さらに播磨(兵庫県)と戦い勝利しさらに山陰地方から越しの国(北陸地方)そして、信濃(長野県)まで勢力下におさめたのだそうです。

ところが、このオオクニヌシが辛苦の末に作った国をいきなりやってきて「全部よこせ」を言ったものがいたのです。
それが、今の皇室の先祖神とされるアマテラスオオミカミ(天照大神)なのです。

もちろん抵抗はしましたが、色々あって最後はオオクニヌシが負けて国譲りとなりました。

出雲大社を作ったのは勝ったアマテラスオオミカミ側です。
オオクニヌシを死に追いやったアマテラス側は祟られては困ると思ったのでしょうか。
日本一の神殿を作ろうと思ったのでしょうね。

本殿にはアメノミナカヌシノカミ・タカミムスビノカミ・カミムスビノカミがおられます。
この三人は『古事記』の最初の部分に出てくる三柱です。
つまり、大和朝廷の神です。
あと二柱も大和朝廷の神です。
オオクニヌシを恐れて見張らせているんでしょうか。

出雲大社に参拝すると実は参拝者はこの御客座五神に拝礼していることになります。
実はオオクニヌシは横を向いて座っているのです。
オオクニヌシは西の方向を向いています。
出雲の西は日本海です。
国譲りがあった稲佐の浜もこの方向です。
オオクニヌシが横を向いているのは霊魂の故郷として常世(あの世・霊の落ち着き場所)の国に相対せられているのだそうです。

とにかく出雲大社に参拝してもなぜか大和の神に参拝することになるのです。

出雲大社にはいろいろな謎があります。
たとえばしめ縄。
他の神社と向きが正反対です。


しめ縄

また、参拝の仕方もほかの神社とは違います。
他の神社は「二礼、二拍手、一拝」ですが、出雲大社は
「二礼、四拍手、一拝」です。
ちょっと変わってますよね。


出雲大社2

鳩も暑いのでしょうか、木陰に集まってきています。


鳩


出雲大社にはまだまだ他にも謎がいっぱいです。


出雲大社3


大阪の出雲大社も良いですが、いつか出雲の出雲大社に行ってみたいです。


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